08月 date

廃棄物処理法 2026年8月31日

特別管理産業廃棄物(引火性廃液)の判断基準!消防法との関係とSDS確認方法

【要点まとめ】 ■重大なリスク: 引火点が70℃未満の廃溶剤などは「特別管理産業廃棄物(引火性廃液)」に該当し、無許可業者への委託は重い刑事罰や爆発事故に直結します。■法令の読み解き: 複雑な法令の除外規定を整理すると、特管となる廃油の正体は「揮発油類、灯油類及び軽油類(引火点70℃未満)」となります。■消防法との関係: 特殊引火物やアルコール類など、引火点がさらに低い危険物第4類も、行政の運用上すべて特管(引火性廃油)として扱われます。■確実な確認手順: 現場での判断ミスを防ぐため、製品の「SDS(安全データシート)」の第9項(引火点)や第13項(廃棄上の注意)を必ず確認しましょう……

建設業法 2026年8月30日

安全衛生経費は誰が負担する?建設業法に基づく見積依頼での「見える化」対応方法

【要点まとめ】 ■「見える化」の背景: これまで曖昧にされがちだった足場代や保護具代などの安全衛生経費について、下請業者の自己負担(泣き寝入り)を防ぐための対策です。■見積依頼時の必須対応: 元請業者は見積依頼時に「安全衛生経費の一覧表」を作成し、対策実施者と費用負担者を明確にする必要があります。■指導の厳格化: 2014年頃から提唱されていた本対策ですが、近年は国交省の通達等により、当時よりはるかに指導が強化されています。■実務で使えるツール: 国交省が公開している「安全衛生対策項目の確認表」をアレンジして活用することで、書面での明確化がスムーズに行えます。 こんにちは。1……

建設業法 2026年8月29日

建設工事の請負契約に関する法令遵守(通達)への対応策:見積依頼のポイント

【要点まとめ】 ■通達の重要性: 国交省から発出された通達「国不建推第24号」は、建設工事の下請契約を締結するすべての建設業者・発注者に影響を及ぼす重要通達です。■見積依頼の重要性: 請負代金や工期に関する紛争を防ぐため、元請業者は見積依頼の段階から具体的条件を書面(または電子)で提示する必要があります。■法定の見積期間: 予定価格に応じて「1日以上」「10日以上」「15日以上」の適正な見積期間を確保することが建設業法で定められています。■現場実務の視点: 仕様書を図面ベース等で具体的に作成する企業ほど、法令遵守だけでなく現場の技術力やトラブル回避能力が向上します。 (1)す……

建設業法 2026年8月28日

建設工事の請負契約に関する法令遵守(通達)の徹底!元請・下請が守るべきこと

【要点まとめ】 ■通達発出の背景: 近年急増する建設工事の「代金支払いトラブル」を受け、国交省より「国不建推第24号通達」が発出されました。■求められる対応: 建設業法第19条に基づく「適正な書面契約の締結・交付」と「適切な請負代金・工期の設定」の徹底が、元請・下請問わず求められています。■自社を守る防壁: 数千件の契約実務経験から、厳格な契約手続きこそが「代金トラブルを防ぎ、自社の事業と信用を守る最大の防壁」となります。■許可取得後の重要性: 建設業許可は取得して終わりではなく、日々の契約実務で法令遵守体制(コンプライアンス)を確立することが事業継続の鍵です。 (1)急増す……

廃棄物処理法 2026年8月27日

WDS(廃棄物データシート)の活用法!建設・加工業者が知るべき産廃処理の基本

【要点まとめ】 ■見落としがちなルール: 産業廃棄物の処理を委託する際、排出事業者は対象となる産廃の「性状に関する書面(情報)」を交付する義務があります。■重い罰則リスク: 正確な情報提供を怠り委託基準違反に問われた場合、「3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金」等の重い罰則が科される可能性があります。■WDSの活用: 環境省が推奨する「WDS(廃棄物データシート)」を活用し、SDS(安全データシート)等から抽出した正確な情報を処理業者へ伝えることが重要です。■不明な廃液の取り扱い: 成分が分からない廃液は「排出不可」です。漏洩しないよう保管するか、成分検査を行って産廃契約の範囲……

廃棄物処理法 2026年8月26日

産業廃棄物の保管ルール(掲示板以外の要件)を解説!建設業・加工業向けの基礎知識

【要点まとめ】 ■産廃保管の基本: 掲示板の設置だけでなく、「囲い」や「飛散・流出防止」など、法令で定められた保管基準を満たす必要があります。■環境・衛生への配慮: 悪臭の発生や、ネズミ・蚊・ハエなどの害虫の繁殖を防ぐ措置が求められます。屋外での直置きには「高さ制限」もあるため要注意です。■特定廃棄物の分別: 石綿含有産業廃棄物や水銀使用製品産業廃棄物は、他の物と混ざらないよう仕切り等を設ける義務があります。■公害防止と罰則: 基準違反は周囲への公害(土壌や地下水、河川の汚染など)に直結し、厳しい罰則の対象となる可能性があります。 (1)掲示板だけじゃない!産廃の「保管基準」……

廃棄物処理法 2026年8月25日

産業廃棄物の自己運搬ルール!現場から車で持ち帰る際の表示義務と携帯書類

【要点まとめ】 ■少量の持ち帰りでもルール適用: 建設現場で出たゴミ(産業廃棄物)を自社の車で持ち帰る場合、量がわずかであっても「自己運搬」の厳格なルールが適用されます。■車両への表示義務: 運搬車両の両側面には、「産業廃棄物収集運搬車」である旨と「排出事業者名」を、規定の文字サイズで表示(マグネット等)しなければなりません。■書類の常時携帯義務: 氏名、産廃の種類・数量、積載日、積載元・運搬先の事業場情報などを記載した書類を、車内に常時携帯する必要があります。■現場の負担軽減: 本業以外のコンプライアンス対応は専門家に任せることで、確実な法令遵守と工数削減の両立が可能です。 ……

建設業法 2026年8月24日

建設業許可の取得後に必ず守るべき7つの法律!知らなかったでは済まされない実務対策

【要点まとめ】 ■許可取得はゴールではない: 建設業許可は取得後こそが本番です。「知らなかった」では済まされない厳格な法的義務が多数発生します。■建設業法以外の法令にも注意: 廃棄物処理法、大気汚染防止法(石綿関連)、フロン排出抑制法など、現場に直結する関連法令の遵守が不可欠です。■事務・法務の「丸投げ」でリスク回避: 建設工事の丸投げ(一括下請負)は違法ですが、社内の面倒なコンプライアンス管理や事務手続きは、専門家への丸投げが最も確実で安全な対策です。 こんにちは。10/1に神奈川県で行政書士事務所の開業を予定しています藤原素雄です。 これまで建設業の元請会社に23年勤務し……

廃棄物処理法 2026年8月23日

産業廃棄物の保管場所には掲示板が必須!建設・加工業者が守るべき要件と書き方

【要点まとめ】 ■掲示板の設置義務: 産業廃棄物を自社で保管する場合、「産業廃棄物保管基準」に基づき、保管施設の出入口の見やすい場所に法令要件を満たした掲示板を設置することが規定されています。■規定サイズ: 掲示板のサイズは「縦及び横それぞれ60センチメートル以上」であることと厳格に定められています。■4つの必須記載事項: 「産業廃棄物の保管の場所である旨」、「保管する産業廃棄物の種類」、「保管の場所の管理者の氏名又は名称及び連絡先」、「規定する高さのうち最高のもの(※屋外での非容器保管の場合)」の記載が必要です。■行政指導のリスク: 要件を満たす掲示板がないと、行政の立ち入り検査な……

廃棄物処理法 2026年8月22日

産業廃棄物処理の基本と落とし穴!廃棄物処理法違反による罰則と実務対策

【要点まとめ】 ■極めて重い罰則: 廃棄物処理法違反(不法投棄など)に対する罰則は非常に厳しく、法人の場合は最大3億円の罰金が科される可能性があります。■委託先のリスクも自社の責任: 自社が直接不法投棄をしていなくても、委託先の業者が違反を犯した場合、排出事業者として重い罰則の対象となります。■社会的信用の失墜: 罰則だけでなく、新聞報道等によるレピュテーションリスクにより、事業継続が困難になる恐れがあります。■地域の環境保護: 横浜市の帷子川を遡上する天然アユのように、身近な自然を守るためにも、適切な廃棄物処理は企業の重要な社会的責任です。 (1) 廃棄物処理法の罰則は「知……