廃棄物処理法 category

廃棄物処理法 2026年10月3日

【建設業法】不法投棄が建設業の営業停止を招く!? 他法令違反による二重のペナルティ

【要点まとめ】 ■公表事例:「国土交通省ネガティブ情報等検索サイト」に掲載された、不法投棄による営業停止処分のメカニズムを解説します。 ■二重処罰のリスク:廃掃法(廃棄物処理法)などの他法令で罰則を受けると、建設業法でも「営業停止」などの二重のペナルティが科されます。 ■現場のリアル:早朝からの業務や長距離移動など、過酷な労働環境の中で、現場担当者だけで完璧な法令遵守を行うのは困難なのが実態です。 ■解決策:現場にだけ負担を強いるのではなく、外部のサポートも活用しながら会社全体でコンプライアンスを推進する体制づくりが不可欠です。 1.不法投棄が「……

廃棄物処理法 2026年9月18日

【産廃の県外搬出】知らないと条例違反に?「事前協議」の手続きと自治体ごとの違い(千葉県・静岡県の比較)を行政書士が解説

【要点まとめ】 ■事前協議とは: 産業廃棄物を排出元の県から「県外の処分場」へ持ち出す際、搬出先の自治体に対して事前に行う届出や協議のこと。■現場のリアル: 産廃処分先が見つからず県外業者に委託した結果、この手続きが必要になるケースが多発しています。■自治体によるルールの違い: 根拠となるのが法律ではなく「各自治体の条例・指導要綱」であるため、手続きの有無や期限(15日前、30日前など)が全く異なります。■実務対策: 千葉県と静岡県の実例を比較しながら、排出事業者が注意すべきポイントを現場目線で解説します。 (1)はじめに:前回の振り返りと本記事のテーマ こんにちは。1……

大気汚染防止法 2026年9月17日

【建設業必須】石綿含有産業廃棄物(レベル3)の正しい廃棄方法とは?委託契約・保管・マニフェストの注意点を行政書士が解説

【要点まとめ】 ■通常とは違う廃棄手順: 石綿含有成形板等(レベル3)は「石綿含有産業廃棄物」となり、委託契約やマニフェストの記載方法が厳格に規定されています。■事前協議の壁: 処分先が限られるため県外搬出になるケースが多く、各自治体の条例に基づく「事前協議」に注意が必要です。■厳格な保管基準: 仮保管時は「石綿含有」である旨の掲示や、他との混合防止(仕切り)、飛散防止(梱包等)が義務付けられています。■現場のリアルな危険性: 混入したまま破砕処理されると甚大な健康被害をもたらすため、徹底した分別と適正処理が不可欠です。 (1)石綿含有産業廃棄物とは こんにちは。10月……

廃棄物処理法 2026年9月4日

産業廃棄物20種類の一覧と分類!建設・加工業者向けに基本をわかりやすく解説

【要点まとめ】 ■産業廃棄物は廃棄物処理法によって全20種類に分類され、大きく「あらゆる事業活動に伴うもの(12種)」「特定の事業活動に伴うもの(7種)」「その他(1種)」に分かれます。■同じ品目でも排出元の業種によって扱いが変わり、建設業(工作物の新築・改築・除去)から出る「紙くず」「木くず」「繊維くず」は産業廃棄物となります。■電気工事の現場等で発生する梱包用のダンボール(紙くず)は産業廃棄物ですが、事務所で発生するコピー用紙は一般廃棄物になるなど、現場での判断には注意が必要です。■廃棄物の種類を誤ると、収集運搬業者や処分業者と正しい委託契約を結べず、法令違反に問われるリスクがあ……

廃棄物処理法 2026年9月3日

排出事業者責任とは?産業廃棄物を出した後の責任範囲を建設・加工業者向けに解説

【要点まとめ】 ■産業廃棄物は業者に引き渡して終わりではなく、最終処分が完了するまで見届ける「排出事業者責任」があります。■マニフェスト(管理票)の交付日から、中間処分等は90日以内(特管は60日以内)、最終処分は180日以内に完了を確認する義務があります。■期限切れのリスクを防ぐため、処理完了の自動通知が届く電子マニフェスト(JWNET)の活用がおすすめです。■委託業者が不法投棄をした場合、排出事業者にも撤去費用の負担(措置命令)が及ぶリスクがあるため、契約時の現地確認は身を守る強力な防衛策となります。 こんにちは。10/1に神奈川県で行政書士の事務所の開設を予定しています……

廃棄物処理法 2026年8月31日

特別管理産業廃棄物(引火性廃液)の判断基準!消防法との関係とSDS確認方法

【要点まとめ】 ■重大なリスク: 引火点が70℃未満の廃溶剤などは「特別管理産業廃棄物(引火性廃液)」に該当し、無許可業者への委託は重い刑事罰や爆発事故に直結します。■法令の読み解き: 複雑な法令の除外規定を整理すると、特管となる廃油の正体は「揮発油類、灯油類及び軽油類(引火点70℃未満)」となります。■消防法との関係: 特殊引火物やアルコール類など、引火点がさらに低い危険物第4類も、行政の運用上すべて特管(引火性廃油)として扱われます。■確実な確認手順: 現場での判断ミスを防ぐため、製品の「SDS(安全データシート)」の第9項(引火点)や第13項(廃棄上の注意)を必ず確認しましょう……

廃棄物処理法 2026年8月27日

WDS(廃棄物データシート)の活用法!建設・加工業者が知るべき産廃処理の基本

【要点まとめ】 ■見落としがちなルール: 産業廃棄物の処理を委託する際、排出事業者は対象となる産廃の「性状に関する書面(情報)」を交付する義務があります。■重い罰則リスク: 正確な情報提供を怠り委託基準違反に問われた場合、「3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金」等の重い罰則が科される可能性があります。■WDSの活用: 環境省が推奨する「WDS(廃棄物データシート)」を活用し、SDS(安全データシート)等から抽出した正確な情報を処理業者へ伝えることが重要です。■不明な廃液の取り扱い: 成分が分からない廃液は「排出不可」です。漏洩しないよう保管するか、成分検査を行って産廃契約の範囲……

廃棄物処理法 2026年8月26日

産業廃棄物の保管ルール(掲示板以外の要件)を解説!建設業・加工業向けの基礎知識

【要点まとめ】 ■産廃保管の基本: 掲示板の設置だけでなく、「囲い」や「飛散・流出防止」など、法令で定められた保管基準を満たす必要があります。■環境・衛生への配慮: 悪臭の発生や、ネズミ・蚊・ハエなどの害虫の繁殖を防ぐ措置が求められます。屋外での直置きには「高さ制限」もあるため要注意です。■特定廃棄物の分別: 石綿含有産業廃棄物や水銀使用製品産業廃棄物は、他の物と混ざらないよう仕切り等を設ける義務があります。■公害防止と罰則: 基準違反は周囲への公害(土壌や地下水、河川の汚染など)に直結し、厳しい罰則の対象となる可能性があります。 (1)掲示板だけじゃない!産廃の「保管基準」……

廃棄物処理法 2026年8月25日

産業廃棄物の自己運搬ルール!現場から車で持ち帰る際の表示義務と携帯書類

【要点まとめ】 ■少量の持ち帰りでもルール適用: 建設現場で出たゴミ(産業廃棄物)を自社の車で持ち帰る場合、量がわずかであっても「自己運搬」の厳格なルールが適用されます。■車両への表示義務: 運搬車両の両側面には、「産業廃棄物収集運搬車」である旨と「排出事業者名」を、規定の文字サイズで表示(マグネット等)しなければなりません。■書類の常時携帯義務: 氏名、産廃の種類・数量、積載日、積載元・運搬先の事業場情報などを記載した書類を、車内に常時携帯する必要があります。■現場の負担軽減: 本業以外のコンプライアンス対応は専門家に任せることで、確実な法令遵守と工数削減の両立が可能です。 ……

廃棄物処理法 2026年8月23日

産業廃棄物の保管場所には掲示板が必須!建設・加工業者が守るべき要件と書き方

【要点まとめ】 ■掲示板の設置義務: 産業廃棄物を自社で保管する場合、「産業廃棄物保管基準」に基づき、保管施設の出入口の見やすい場所に法令要件を満たした掲示板を設置することが規定されています。■規定サイズ: 掲示板のサイズは「縦及び横それぞれ60センチメートル以上」であることと厳格に定められています。■4つの必須記載事項: 「産業廃棄物の保管の場所である旨」、「保管する産業廃棄物の種類」、「保管の場所の管理者の氏名又は名称及び連絡先」、「規定する高さのうち最高のもの(※屋外での非容器保管の場合)」の記載が必要です。■行政指導のリスク: 要件を満たす掲示板がないと、行政の立ち入り検査な……