藤原 素雄 3rd page

【取適法(旧下請法)】「修理委託」の2類型と具体例!点検や建設工事との違いを分かりやすく解説

【要点まとめ】 ■修理委託とは: 「元来の機能を失った物品を、元の機能に回復させる」ための委託行為を指します。■2つの類型: 顧客から請け負った修理を「外注」する場合と、自社で使う設備の修理を「メーカー等に依頼」する場合の2パターンがあります。■要注意な落とし穴①: その修理行為が「建設工事」に該当する場合は、取適法ではなく「建設業法」が適用されます。■要注意な落とし穴②: 壊れていない機械の「校正・調整・点検」は修理委託にはならず、「役務提供委託」という別の扱いになります。 (1)今回のテーマは「修理委託」 こんにちは。10月1日に神奈川県にて行政書士事務所の開業を予……

【取適法(旧下請法)】資本金1000万超の建設・加工業は要注意!一番多い「製造委託」の4類型と具体例を行政書士が解説

【要点まとめ】 ■一番多い取引: 取適法の対象となる5つの取引のうち、建設業や製造業で最も頻繁に発生するのが「製造委託」です。■対象となる条件: 規格品(カタログ品)の購入は対象外。「材質・寸法・形状などを指定して作らせる(加工を含む)」場合が該当します。■4つの類型: 自社製品の部品作りから、自社で使う治具の製作、修理の委託まで、実は幅広い発注が対象になります。■法改正のリスク: 2026年1月施行の改正により、法違反に対する取締りが厳格化しています。発注前の「見極め」がこれまで以上に重要です。 (1)建設業・加工業で最も多い「製造委託」とは? こんにちは。10月1日……

廃棄物処理法 2026年9月18日

【産廃の県外搬出】知らないと条例違反に?「事前協議」の手続きと自治体ごとの違い(千葉県・静岡県の比較)を行政書士が解説

【要点まとめ】 ■事前協議とは: 産業廃棄物を排出元の県から「県外の処分場」へ持ち出す際、搬出先の自治体に対して事前に行う届出や協議のこと。■現場のリアル: 産廃処分先が見つからず県外業者に委託した結果、この手続きが必要になるケースが多発しています。■自治体によるルールの違い: 根拠となるのが法律ではなく「各自治体の条例・指導要綱」であるため、手続きの有無や期限(15日前、30日前など)が全く異なります。■実務対策: 千葉県と静岡県の実例を比較しながら、排出事業者が注意すべきポイントを現場目線で解説します。 (1)はじめに:前回の振り返りと本記事のテーマ こんにちは。1……

大気汚染防止法 2026年9月17日

【建設業必須】石綿含有産業廃棄物(レベル3)の正しい廃棄方法とは?委託契約・保管・マニフェストの注意点を行政書士が解説

【要点まとめ】 ■通常とは違う廃棄手順: 石綿含有成形板等(レベル3)は「石綿含有産業廃棄物」となり、委託契約やマニフェストの記載方法が厳格に規定されています。■事前協議の壁: 処分先が限られるため県外搬出になるケースが多く、各自治体の条例に基づく「事前協議」に注意が必要です。■厳格な保管基準: 仮保管時は「石綿含有」である旨の掲示や、他との混合防止(仕切り)、飛散防止(梱包等)が義務付けられています。■現場のリアルな危険性: 混入したまま破砕処理されると甚大な健康被害をもたらすため、徹底した分別と適正処理が不可欠です。 (1)石綿含有産業廃棄物とは こんにちは。10月……

行政書士 藤原素雄 2026年9月16日

【自己紹介】建設業界20年以上・元現場監督の行政書士が「現場目線」で許認可をサポートする理由

10/1に神奈川県で行政書士事務所の開業を予定しています行政書士の藤原素雄です。当事務所は、建設業や設備業の許認可、現場のコンプライアンス支援をメインに行う予定ですが、私自身、長年にわたり「現場」で汗を流してきた実務経験者でもあります。本日は、私がどのような道を歩み、なぜ行政書士として皆様のサポートをさせていただくことになったのか、これまでの経歴や経験についてお話しさせていただきます。 第1章:これまでの歩みと現場での経験(ストーリー) ■波乱万丈のスタートから、京浜工業地帯の現場へ 私の社会人生活は、少し変わったスタートでした。祖父母が営む畑を存続させるため、法政大学(……

行政書士 藤原素雄 2026年9月15日

【ご報告】本日、行政書士に登録されました!10月1日開業に向けた2つの決意(現場の危機感と「困っている人を救いたい」想い)

【要点まとめ】 ■登録完了と開業のご報告: 本日、行政書士登録が完了し、正式に「行政書士」となりました。10月1日の事務所開業に向けて準備を進めております。■決意の理由①(解体現場の危機感): 違反状態の解体現場のすぐそばで子どもたちが遊んでいる光景に危機感を覚え、法令遵守のサポートで人々の健康を守りたいと強く感じたため。■決意の理由②(手続きに悩む方や企業への支援): 知人の闘病に伴う複雑な手続きの苦労や、自身が会社員時代に自力で許認可を行ってきた経験から、申請手続きに困っている個人や企業の力になりたいと決意したため。 (1)本日、行政書士として正式に登録されました(10月……

大気汚染防止法 2026年9月13日

【建設業必須】石綿(アスベスト)解体現場の「掲示義務」とは?A3サイズ指定や記載事項を徹底解説(レベル3対応)

【要点まとめ】 ■必須の掲示義務: 石綿(アスベスト)を含むレベル3などの解体等工事を行う際は、「事前調査結果の掲示」と「作業内容等の掲示」を必ず現場で行う必要があります。■石綿「なし」でも掲示必須: 事前調査の結果、石綿が含まれていなかった場合でも、「石綿なし」という調査結果の掲示が義務付けられています。■A3サイズ以上の指定: 掲示板のサイズは法令により「A3サイズ(42.0cm×29.7cm)以上」と厳格に規定されています。■公衆に見やすい場所へ: 大気汚染防止法に基づき、関係者だけでなく一般公衆(近隣住民など)が見やすい場所に設置しなければなりません。 (1)現場の必……

大気汚染防止法 2026年9月12日

【建設業必須】石綿(アスベスト)レベル3解体工事の「作業計画」作成ルールと法改正の落とし穴

【要点まとめ】 ■作業計画の作成義務: 石綿(アスベスト)を含む建材の解体等工事を行う際は、必ず事前に「作業計画」を作成しなければなりません。■2つの法律のクリアが必要: 作業計画は「大気汚染防止法(大防法)」と「石綿障害予防規則(石綿則)」の両方のルールを満たす必要があります。■レベル3も対象(2021年法改正): 以前は対象外だったレベル3建材も、2021年(令和3年)4月の法改正により作業計画等の規制対象となりました。古い情報には要注意です。■現場に合わせた対策: 「防塵マスクの着用」「隔離養生」「湿潤化」など、各社の石綿作業主任者が現場に応じた適切な飛散防止措置を計画・実行す……

大気汚染防止法 2026年9月11日

【建設業向け】石綿(アスベスト)レベル1〜3の違いとは?画像でわかる建材の見分け方

【要点まとめ】 ■石綿のレベル分類: アスベスト(石綿)は、解体時の「発じん性(粉じんの飛散しやすさ)」によってレベル1〜3に分類されます。■レベルごとの建材: レベル1は「吹付け断熱材」、レベル2は「保温材」、レベル3は「石綿含有成形板等」が該当します。■身近に潜むレベル3: レベル3の建材は、一般的な職場や住宅など、皆さんの周囲に数多く存在しています。■今後のブログ展開: 一般の建設業者様が施工を行う機会が多い「レベル3の解体等工事」に関する必須手続きを、次回以降で詳しく解説していきます。 (1)危険度(発じん性)で決まる石綿のレベル分類 こんにちは。10/1に神奈……

建設業法 2026年9月10日

【要注意】発注者(施主)にも罰則が!建設業法の「勧告・公表」リスクと波風を立てない交渉術

【要点まとめ】 ■知られざる罰則: 建設業法は受注者だけでなく、実は「発注者(施主)」に対しても厳しいルールと罰則(勧告・公表)を設けています。■3つの違法行為: 「不当に低い請負代金」「指定資材の購入強制」「著しく短い工期」での契約は、発注者側が罰則の対象となります。■「公表」の破壊力: 罰則が「公表」に留まると侮ってはいけません。現代のコンプライアンス社会において、行政からの公表は発注者の企業イメージにとって致命傷となります。■是正交渉のコツ: 問題発生時は発注者を責めるのではなく、「御社のブランドと信用を守るため」というスタンスで是正を促すのが円滑な解決の鍵です。 (1)意外と知……